いつか得するヤネ知識Roof-Knowledge
悪徳な工事業者にお気をつけ下さい!
悪質な屋根工事が世間で問題になっていることは知っていますか?
屋根がダメージを受ける原因は、大半が地震や台風などの外的要因です。そんな屋根のトラブルで困っている時、タイミング良く訪問販売業者が家へ訪ねてきたらどうでしょう?ついつい工事を任せたくなってしまいますよね。
しかし、落ち着いてよく考えてみてください。それはもしかしたら、悪徳商法かもしれませんよ。
今回は、悪質な屋根工事の販売業者の見分け方、そしてもし彼らに出会ってしまったらどう対処すべきなのかをお伝えします。
悪徳工事業者の特徴
突如自宅へやってきた屋根工事の販売業者。彼らが悪質な業者か、はたまた優良な業者なのか。
初対面では、相手がどういった人なのかよくわかりませんよね。
うっかりと騙されてしまわないためにも、まずはその手口や特徴を知る必要があります。悪質業者の手口は多岐にわたり、美ヤネ屋に問い合わせを頂くきっかけとなっております。
その中でも、これから紹介するの内容は、お客様から直に聞いた悪質な事例です。
訪問販売業者=悪徳であるという風潮を流す工事業者こそ危ない?!
訪問販売の定義を厳密に言うと、ほとんどの住宅リフォーム業者があてはまる現状にあります。(出典:訪問販売とはhttp://www.notrouble.go.jp/what/doortodoorsales/)
要約すると、訪問販売とは、営業所以外の場所で契約を行うものを指します。
つまり、お客様宅で、点検し契約をする屋根工事などを含む住宅のリフォーム業者のほとんどが訪問販売業者という定義に当てはまります。
訪問販売=悪徳と決めつける業者こそ、特定商取引法への知識に乏しく、消費者を守る為の法律に関しての説明が不十分である可能性が高いという事を知り十分な注意を払って下さい。
破格な格安価格での工事を進めてくる
最も多く報告されている詐欺の手口が、通常ではありえないほどの破格な格安価格で工事を進めてくるパターンです。他の屋根工事業者と比べ、あきらかに工事費用が安いようであれば疑う必要があります。
具体的には、こちらから屋根工事の依頼をした覚えがないのに「工事に使う材料が余ったため、格安で工事をさせてください。」といった文言で作業服を着た人が家へ訪ねてくるパターンが多いようです。
常識的に考えれば、いきなり家にやってきた見ず知らずの人から「材料が余ったから修理をさせてくれ」と言われるのはおかしな話だとすぐにわかるはずです。
それに、優良な業者であれば何のヒアリングもせずにいきなり格安で修理を受けるなんてことは絶対にしません。
いきなり格安価格で屋根の工事を進めてくる業者に出会ったら、まずは疑ってかかりましょう。
強引に屋根に登ろうとする
悪質な業者の中には、何かと理由をつけ屋根に上がろうとする人がいます。
まともな業者であれば、家主の顔色を窺わず強引に屋根に上がろうとはしないはずです。
この手口では、「近隣で電波障害が発生しているから屋根に上がる必要がある。」など嘘をついて無理やり屋根に上がろうとするのが特徴です。
営業マンの強い押しに負け、実際に屋根に上がらせてしまうと「屋根に破損している箇所が見つかったため、工事をする必要がある」といった言葉で巧みに契約を締結しようとします。
さらに質の悪い業者であれば、直接屋根を見させてもらうまで帰らず、玄関先に居座る人もいるようです。何を言われても、絶対に屋根に上がらせてはいけません。
キャンペーンを押してくる
屋根工事を迫る押し文句として、執拗にキャンペーンを宣伝する業者も多くいます。
屋根工事のキャンペーンをしている業者自体は珍しくないですが、あまりにも大幅に値引きされている場合は気をつける必要があります。
そういった業者は、たとえ値引きされていたとしても、通常と比べ法外な値段を提示していると思って構いません。
優良な業者であれば、自社の利益のため、そして工事のクオリティを落とさないためにも大幅な値引きをすることはないはずです。
キャンペーンだから屋根工事をさせてほしいと言う業者に出会ったら、まず話を聞く前にどれくらい値引きされているのかを確認してください。
数万円の値引きならまだしも、数十万円という大規模な値引きがされる場合は要注意です。
こちらの様子を無視して強引な営業をかけてくる
強引に営業をかけてくる営業マンは信用できません。そういった営業マンは、お客の意向よりも自社の利益を第一に考えていると言えます。
このような営業マンは、営業の仕方や語り文句が自分本位なため、話をしていてすぐに気づくはず。
強引な営業トークに負けて契約してしまえば、その後が大変です。
なぜならお客の希望を無視した、業者に都合の良いプランを提案してくる可能性が非常に高いからです。
そうなると、法外な金額を取られるだけではなく、こちらが支払う価格に見合わない低クオリティな工事がされてしまう可能性があります。
出会った業者が悪質かどうかわからない場合は、営業マンの言葉や態度に注目するのも、騙されないために大切なポイントの1つです。
とにかく早く契約をさせようとする
強引な営業トークに関連し、まだお客が工事をしようか決めかねているのに、契約を急ぐ業者には要注意です。絶対に、慌てて印を押してはいけません。
そもそも優良な業者であれば、お客が決断を渋っているところに畳みかけるよう契約を急がせることはしません。
優良な業者はとにかくお客様の話を聞き、契約に納得するまで書類に印は押させないはずです。
もし契約書の書類に印を押してしまったら、高額な契約解除金が取られるなど面倒なトラブルが発生する確率が高いです。
会話の最中に「あとで解約できるから、まずは書類に押印してほしい。」など言われても、絶対に信じてはいけません。
怪しい屋根工事販売業者に出会った時の2つの対処法
ここまで、悪質な屋根工事の訪問販売の手口についてご紹介しました。この5つが全てというわけではありませんが、とにかく怪しいと感じたら契約を結ぶのはやめましょう。
それでは最後に、悪質な屋根業者に出会ってしまった場合はどうすべきか対処法を2つご紹介します。訪問販売を断るのが苦手な人も多いかと思いますが、これからお伝えする3つだけは忘れずに覚えておいてください。
絶対に屋根には上がらせない!とにかく相手にしない
まずは絶対に屋根に上がらせないことです。屋根さえ触らせなければ、重大なトラブルに発展することはありません。確固たる強い意思を持ち、絶対に屋根は見せないという態度を貫きましょう。
こういった悪質な業者へは、とにかく強気な態度をとるのが1番です。少しでも弱気な言動をすると、少し強気に迫れば簡単に契約書に印を押してくれると思われてしまいます。
逆に言えば、こちらが強気な態度を貫くだけで「何を言われても絶対に契約する気はない」という意志表示をすることができます。
騙されてしまった場合はクーリングオフ
悪徳商法だと気づかずに工事をしてしまった場合は、すぐにクーリングオフをしましょう。
クーリングオフが可能な期間は、契約書を受け取ってから8日間です。ですから、その期間を過ぎないように気をつけてください。クーリングオフの手続きをする前に、そもそも自分が受けた工事がクーリングオフ可能な契約なのかを確認する必要があります。
ほとんどの場合、訪問販売の契約書にはクーリングオフ可能の記載がされていますが、念のため確認をしておくと安心です。
悪質な屋根工事販売には注意しよう
残念ながら、屋根工事の訪問販売をする人の中には法外な値段をとろうとする悪質な業者が存在します。
本当は壊れていないのに嘘をついて屋根工事を進めようとしたり、強引に契約を進めて書類に印を押させようとします。そういった人たちに騙されないためには、あらかじめ悪質な屋根工事の業者に対する知識をつけておく必要があります。ぜひ今回の事例と対処法を参考にして頂ければと思います。
NEWS
- 2022.06.10 テナント移転のお知らせ
- 2022.05.12 屋号変更のお知らせ”美ヤネ屋”→”なごみルーフ”へ
- 2020.07.22 梅雨の雨樋被害(仙台)